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ご挨拶

日本眼光学学会は、眼科医、視能訓練士、理工系の研究者から構成される学際的な学会です。半世紀前の眼光学学会設立の目的は「いい眼科機器を作る」、「ものをみているとはどういうことなのかの基礎を調べる」でした。この目的は今でも踏襲されています。

眼光学学会の主な活動としては年次総会の開催、学会誌やニュースレターの発行、講習会の運営などです。総会や学会誌では、前眼部(角膜や水晶体)や後局部(網膜や脈絡膜)の診断に関係した光学や臨床に関すること、視力測定や眼鏡・コンタクトレンズ・眼内レンズに関することがよく扱われます。

また、眼光学学会では講習会に力を入れており、眼光学の全般的な教育を目的とする眼光学チュートリアルセミナー、光干渉技術を用いたOCTの講習会、自覚見学などの基礎と考えられる心理物理学講習会、簡単そうに見えて奥の深いメガネに関する講習会を実施、あるいは企画しております。

眼光学は、やけに細かいことを見たくもない数式を使って議論している、と思われているかもしれません。確かにその通りのところはありますが、それが必要なのです。日本眼光学学会は学際的な学会として眼科全体のレベルアップにつながるように活動していく所存ですので、特に若い眼科臨床の先生にも興味を持っていただければと思っております。

日本眼光学会 理事長 
三橋 俊文
 

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